夜泣きは夫婦喧嘩が影響する?原因と改善するための対処法について

夜泣き

最近の夫婦喧嘩が、こどもの夜泣きに影響しているのではないかと気になっていませんか。

育児の疲れから些細なことで口論になり、その後に激しい泣き方をするように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

親の不仲をこどもが察知して不安になっているのではと心配になることもあるでしょう。

実は親同士の関係性は、こどもの睡眠や情緒に大きく影響することが分かっています。

この記事では夫婦喧嘩が夜泣きに与える影響から悪化させる理由、喧嘩を防ぐ方法、安心感を取り戻す工夫、夫婦関係を守る方法まで詳しく解説します。

夫婦喧嘩は夜泣きに影響するのか

こどもは親の喧嘩や緊張を敏感に察知して不安を感じ、そのストレスが夜泣きとして表れるため、夫婦喧嘩は夜泣きに直接的に影響します。

多くの親が経験することですが、夫婦関係が悪化すると、こどもの夜泣きも増える傾向があります。これは偶然ではなく、明確な因果関係があるのです。

こどもは親の喧嘩を敏感に察知する

こどもは大人が思っている以上に、周囲の雰囲気を敏感に感じ取ります。言葉の意味が分からない乳児でも、声のトーンや表情から、親の感情を読み取る能力があります。

夫婦が言い争っている時の声の大きさ、険しい表情、緊張した空気は、こどもにとって脅威です。自分が安心できる存在である親同士が対立していることは、こどもの世界を揺るがす出来事なのです。

直接的な喧嘩だけでなく、冷戦状態も影響します。口をきかない、目を合わせない、よそよそしい態度といった微妙な変化も、こどもは察知します。表面的には平静を装っていても、家庭内の緊張はこどもに伝わります。

乳幼児は特に母親の感情に敏感です。母親がストレスを抱えていると、抱っこの仕方、声のかけ方、スキンシップの質が変わります。こどもはその変化を感じ取り、不安になります。

年齢が上がれば、言葉の内容も理解し始めます。1歳半を過ぎると、「ママ」「パパ」といった言葉を理解し、自分に関する話をしているかどうかも何となく分かります。育児をめぐる喧嘩であれば、自分が原因だと感じることもあります。

不安やストレスが夜泣きを引き起こす

こどもが日中に感じた不安やストレスは、夜になって夜泣きとして表れます。日中は周囲の刺激や遊びで気が紛れていても、夜静かになると不安が表面化するのです。

親の喧嘩を目撃したり、緊張した雰囲気を感じたりすると、こどもの心は不安定になります。安心できるはずの家庭が安全な場所ではなくなったように感じ、常に警戒状態になります。

この不安は、睡眠中も続きます。浅い眠りが増え、ちょっとした刺激で目が覚めやすくなります。目が覚めた時に親の姿が見えないと、「また喧嘩しているのでは」「自分が置いていかれるのでは」という不安から、激しく泣いて親を呼びます。

ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌も増えます。このホルモンは覚醒を促すため、深い眠りに入りにくくなります。その結果、夜中に何度も目が覚め、夜泣きの回数が増えるのです。

分離不安も強まります。親同士の関係が不安定だと、自分も見捨てられるのではないかという恐怖が生まれます。夜中に一人になることへの不安が増し、少しでも親の気配が感じられないと激しく泣きます。

家庭内の緊張が睡眠の質を下げる

家庭内の雰囲気が悪いと、こどもの睡眠の質全体が低下します。安心して深く眠ることができず、常に浅い眠りが続くため、疲れも取れません。

親自身もストレスを抱えていると、寝かしつけの態度が変わります。早く寝かせたいという焦り、イライラした気持ちは、声のトーンや抱き方に表れます。こどもはその緊張を感じ取り、余計に眠れなくなります。

夫婦喧嘩の後は、親も感情的に不安定です。優しく接しようと思っても、心に余裕がなく、こどもの泣き声にすぐにイライラしてしまいます。このイライラがさらにこどもの不安を煽り、夜泣きが悪化するという悪循環が生まれます。

家庭内の不和は、生活リズムも乱します。喧嘩の後、食事の時間が不規則になったり、寝かしつけの時間が遅れたりすることがあります。生活リズムの乱れは、睡眠の質を直接的に下げ、夜泣きを増やします。

こどもは親の喧嘩や緊張を敏感に感じ取り、そのストレスが夜泣きという形で表れるため、夫婦喧嘩は夜泣きに明確に影響します。

では具体的にどのような理由で夜泣きが悪化するのか、さらに詳しく見ていきましょう。

夫婦喧嘩がこどもの夜泣きを悪化させる理由

親の喧嘩により安心できる環境が崩れ、こどもの情緒が不安定になり、親の不安やイライラが伝わることで、夜泣きが激しくなったり頻度が増えたりします。

夫婦喧嘩がこどもの夜泣きを悪化させるメカニズムには、いくつかの理由があります。

安心感が損なわれる

こどもにとって、親は世界の全てです。その親同士が対立することは、自分の世界が壊れるような恐怖を感じさせます。

家庭は本来、こどもにとって最も安全な場所です。外の世界でどんなことがあっても、家に帰れば安心できるという感覚が、心の安定の基盤になります。しかし親が喧嘩をすると、その安全基地が崩れます。

安心感が損なわれると、こどもは常に警戒モードになります。「今日もまた喧嘩するかもしれない」という不安を抱えながら過ごすため、心が休まりません。この緊張状態が、夜泣きを増やします。

特に就寝時は、親から離れる時間です。日中の緊張や不安が、一人になる恐怖として表れます。親が喧嘩していると、「寝ている間に何か起こるのでは」という不安から、深く眠ることができなくなります。

愛着形成にも影響します。親が情緒的に安定していないと、こどもとの愛着関係が不安定になります。不安定な愛着は、分離不安を強め、夜泣きを激しくします。

情緒が不安定になる

夫婦喧嘩を繰り返す家庭では、こどもの情緒が不安定になります。日中も機嫌が悪い、些細なことで泣く、癇癪を起こしやすいといった変化が見られます。

情緒が不安定な状態では、感情のコントロールができません。不快感や不安を自分で処理できず、すぐに泣いて訴えるしかないのです。この傾向は夜も続き、ちょっとした目覚めでも激しく泣きます。

親の喧嘩を見聞きすることは、こどもにとってトラウマになることもあります。大きな声、怒った表情、物を投げる音などは、恐怖の記憶として残ります。夜になるとその記憶がフラッシュバックし、恐怖から泣き出すこともあります。

ストレスが蓄積すると、身体症状としても現れます。食欲不振、便秘や下痢、頭痛や腹痛といった症状が出ることがあります。これらの不調が、夜泣きの原因にもなります。

情緒の不安定さは、発達にも影響します。言葉の発達が遅れたり、運動発達に影響が出たりすることもあります。発達の遅れが新たなストレスとなり、さらに夜泣きを悪化させることもあります。

親の感情が伝染する

親が不安やイライラを抱えていると、その感情がこどもに伝染します。特に乳幼児は、親の感情を鏡のように映し出します。

母親が不安定だと、授乳やスキンシップの質が変わります。抱き方がぎこちない、声のトーンが冷たい、視線を合わせないといった変化を、こどもは敏感に感じ取ります。

父親が不機嫌でいると、家庭内の雰囲気が重くなります。こどもは空気を読んで、遊びたくても我慢したり、泣くことを控えたりします。しかし感情を押し殺すことで、夜になって爆発するように泣き出すのです。

親同士がお互いを非難し合っていると、こどもは自分がその原因だと感じることがあります。「自分が泣くからパパとママが喧嘩する」「自分が悪い子だからこうなる」という罪悪感を持ち、さらに不安定になります。

夫婦喧嘩の後、親が精神的に疲弊していると、こどもへの対応が雑になります。優しく接する余裕がなく、泣かれるとすぐにイライラしてしまいます。この悪循環が、夜泣きをさらに悪化させます。

安心感の喪失、情緒の不安定、親の感情の伝染という三つの要因が重なることで、夫婦喧嘩はこどもの夜泣きを悪化させます。

夫婦喧嘩が夜泣きに悪影響を与えることが分かったところで、喧嘩そのものを防ぐ方法を考えていきましょう。

夜泣きをめぐる夫婦喧嘩を防ぐ方法

夜泣き対応の役割を明確に分担し、冷静に話し合う時間を設け、お互いの疲労と限界を認め合うことで、夜泣きをめぐる夫婦喧嘩を防げます。

夜泣きは親を疲弊させ、些細なことで喧嘩になりやすい状況を作ります。しかし工夫次第で、喧嘩を減らすことは可能です。

役割分担を明確にする

夜泣き対応で最も揉めるのが、「誰が対応するか」という問題です。曖昧な分担ではなく、明確にルールを決めることが重要です。

曜日で完全に分ける方法が効果的です。例えば月・水・金は母親、火・木・土は父親、日曜日は前半と後半で交代など、事前に決めておきます。「今日は誰の当番」と明確なので、揉める余地がありません。

時間帯で分ける方法もあります。22時から2時までは母親、2時から6時までは父親など、時間で区切ります。交代の時刻になったら、その場で引き継ぎます。

完全交代制の日を作ることも有効です。「今夜は完全にあなたの担当。私は別室で耳栓をして寝る」と決め、オフの日は一切関与しません。週に1〜2日でもまとまった睡眠がとれれば、心身が回復します。

授乳中の場合も工夫できます。搾乳しておけばパートナーが授乳できますし、おむつ替えや抱っこはパートナーが担当するなど、授乳以外の部分で分担します。

分担を決めたら、紙に書いて貼っておきましょう。口約束だけでは忘れたり、解釈が違ったりして揉めます。可視化することで、お互いに責任が明確になります。

感情的にならずに話し合う方法

夜泣きで疲れている時こそ、冷静に話し合うことが大切です。しかし疲労困憊している状態では、感情的になりやすいのも事実です。

話し合いのタイミングを選びましょう。夜泣きの直後や、疲れている時に話し合うと、感情的になります。朝、少し落ち着いた時間や、週末の昼間など、お互いに余裕がある時を選びます。

Iメッセージで伝えることも効果的です。「あなたは協力してくれない」ではなく、「私は疲れていて辛い。助けてほしい」と、自分の気持ちを主語にして伝えます。

相手を責めずに、事実と希望を伝えます。「昨夜は3回夜泣きがあった。今夜はあなたに2回対応してもらえると助かる」と、具体的に依頼します。

話し合いの時間を決めておくのも有効です。毎週日曜日の昼など、定期的に夜泣きの状況や分担について確認する時間を持ちます。問題が大きくなる前に、小さな不満を解消できます。

第三者の意見を参考にすることも役立ちます。育児書や専門家のアドバイスを「こう書いてあった」と示すことで、個人的な非難ではなく、客観的な情報として受け取ってもらえます。

お互いの限界を認め合う

睡眠不足は人間を確実に追い詰めます。お互いが限界ギリギリであることを認め合うことが、喧嘩を防ぐ鍵です。

相手も疲れていることを忘れないようにしましょう。「自分だけが大変」と思いがちですが、パートナーも仕事や育児で疲弊しています。相手の疲労を想像し、労わる気持ちを持つことが大切です。

完璧を求めないことも重要です。夜泣き対応が完璧にできなくても、責めないようにします。「今夜はありがとう」と感謝を伝えることで、次も協力してもらいやすくなります。

限界を感じたら素直に伝えましょう。「もう無理」「倒れそう」と正直に話すことで、パートナーも事の深刻さに気づきます。我慢して倒れてからでは遅いのです。

お互いに休息をとる時間を確保することも必要です。一時預かりやファミリーサポートを利用して、二人とも休める時間を作りましょう。余裕があれば、喧嘩も減ります。

役割分担を明確にし、冷静に話し合い、お互いの限界を認め合うことで、夜泣きをめぐる夫婦喧嘩を防げます。

それでも喧嘩をしてしまった場合は、こどもの安心感を取り戻すための対応が必要です。

夫婦喧嘩を減らしてこどもの安心感を取り戻す

喧嘩をした後はこどもの前で仲直りを見せ、日常的に穏やかな雰囲気を保つことで、こどもの安心感を取り戻し夜泣きを改善できます。

喧嘩をゼロにすることは難しいですが、喧嘩の後の対応で、こどもへの影響を最小限にできます。

喧嘩した後のフォロー

喧嘩をしてしまった後は、できるだけ早くこどもの前でフォローすることが大切です。こどもは親の喧嘩を見て不安を感じているため、その不安を解消する必要があります。

こどもの前で謝り合う姿を見せましょう。「さっきはごめんね」「こちらこそごめん」と、お互いに謝る姿を見せることで、喧嘩が解決したことを示せます。

こどもに直接話しかけることも効果的です。「パパとママは喧嘩しちゃったけど、もう大丈夫だよ」「〇〇ちゃんは悪くないからね」と伝えます。言葉の意味が分からない月齢でも、優しい声のトーンが安心感を与えます。

抱きしめてあげることも大切です。スキンシップは、言葉以上に安心感を与えます。家族三人で抱き合うなど、家族の絆を確認する時間を持ちましょう。

喧嘩の後は、いつもより意識的に優しく接します。笑顔を見せる、遊びに付き合う、たくさん話しかけるなど、愛情を示す行動を増やします。

こどもの前で仲直りを見せる

仲直りの過程を見せることは、こどもの社会性の発達にも良い影響を与えます。「喧嘩をしても、仲直りできる」というモデルを示すことができます。

笑顔で会話している姿を見せましょう。喧嘩の後、普通に会話をする、一緒に笑うといった様子を見せることで、関係が修復されたことを示せます。

スキンシップも効果的です。手をつなぐ、肩に手を置くなど、親同士の身体接触を見せることで、関係が良好であることを伝えられます。

協力している姿を見せることも重要です。一緒に料理をする、家事を分担するなど、チームとして機能している様子を見せることで、家庭が安定していることを示せます。

ただし無理に演技をする必要はありません。本当に仲直りできていない状態で形だけ取り繕っても、こどもは違和感を察知します。まずは夫婦で本当に和解することが先決です。

穏やかな雰囲気づくり

日常的に穏やかな雰囲気を保つことが、こどもの安心感につながります。喧嘩を減らすだけでなく、普段から良い関係を築くことが重要です。

感謝の言葉を意識的に使いましょう。「ありがとう」「助かった」とお互いに伝え合うことで、家庭内の雰囲気が柔らかくなります。こどもはその温かい雰囲気を感じ取ります。

笑顔を増やすことも大切です。疲れていても、こどもの前では笑顔を見せる努力をしましょう。親の笑顔は、こどもにとって最大の安心材料です。

家族で楽しい時間を過ごすことも効果的です。週末に公園に行く、一緒に食事をする、絵本を読むなど、家族で過ごす時間を大切にします。楽しい思い出が、不安を上書きします。

否定的な言葉を減らすことも意識しましょう。「ダメ」「やめて」といった否定的な言葉ばかりでは、家庭の雰囲気が暗くなります。肯定的な言葉がけを増やすことで、穏やかな環境を作れます。

喧嘩の後は適切にフォローし、仲直りを見せ、日常的に穏やかな雰囲気を保つことで、こどもの安心感を取り戻せます。

そして夫婦関係そのものを守りながら、夜泣きの時期を乗り越える工夫も必要です。

夫婦関係を守りながら夜泣きを乗り越える工夫

一時預かりなどを利用して余裕を作り、二人で休む時間を確保し、夜泣きは必ず終わるという見通しを共有することで、夫婦関係を守りながら乗り越えられます。

夜泣きは確実に夫婦関係にストレスを与えますが、工夫次第で関係を守りながら乗り越えられます。

外部サポートの活用で余裕を作る

夫婦だけで抱え込まず、外部のサポートを積極的に利用しましょう。余裕ができれば、お互いに優しくなれます。

一時預かりサービスを利用して、こどもを数時間預けましょう。その間に二人で休息をとる、あるいは二人で外出する時間を作ります。月に1〜2回でも、夫婦だけの時間を持つことが関係の維持につながります。

ファミリーサポートや実家の協力も得ましょう。週に一度でも誰かに手伝ってもらえれば、その日だけでもまとまった睡眠がとれます。睡眠不足が解消されれば、喧嘩も減ります。

ベビーシッターも選択肢です。費用はかかりますが、夫婦関係を守るための投資として考える価値があります。二人で映画を見る、食事に行くなど、育児から離れる時間を持ちましょう。

保育園の延長保育も活用できます。仕事がない日でも、数時間預けて二人で休む時間を作ることは、決して悪いことではありません。

オンラインのカウンセリングも利用できます。夫婦関係の悩みを専門家に相談することで、客観的なアドバイスが得られます。

二人で休む時間を確保する

夫婦が一緒に休息をとる時間を作ることも重要です。お互いが疲れている状態では、関係は悪化するばかりです。

週末に数時間でも、こどもを誰かに預けて二人で休みましょう。家で一緒にゆっくり過ごす、近所のカフェに行く、散歩するなど、簡単なことで十分です。

会話の時間を持つことも大切です。育児の話ばかりでなく、お互いの気持ちや将来の話など、二人の関係について話す時間を持ちましょう。

感謝を伝え合う時間も作ります。「今週もありがとう」「助かった」と、改めて感謝を言葉にすることで、関係が温かくなります。

デートの時間を作ることも効果的です。月に一度でも、夫婦だけでデートする時間を作りましょう。恋人だった頃の気持ちを思い出し、関係が新鮮になります。

一緒に楽しむことを忘れないようにします。笑い合う、趣味を共有する、一緒に何かを達成するなど、ポジティブな経験を積み重ねることが、関係を強くします。

期限があることを共有する

夜泣きは永遠には続きません。必ず終わりが来ることを、夫婦で共有することが心の支えになります。

多くの場合、夜泣きは1歳半から2歳頃には落ち着きます。「あと半年」「あと1年」と期限を意識することで、「今だけ頑張ろう」という気持ちになれます。

同じ境遇の人の話を聞くことも励みになります。「うちも大変だったけど、2歳で落ち着いた」という先輩パパ・ママの話は、希望を与えてくれます。

この時期を乗り越えた後の未来を想像しましょう。「夜泣きが終わったら、二人でゆっくり旅行に行こう」「あの時は大変だったけど、今はいい思い出だね」と、未来の自分たちを想像することで、今の辛さを相対化できます。

記録をつけることも効果的です。夜泣きの回数や時間を記録することで、「先週より減っている」「少しずつ良くなっている」という変化に気づけます。

お互いを労い合うことも忘れないようにします。「よく頑張っているね」「あなたがいて助かる」と、お互いの努力を認め合うことで、一緒に乗り越えている実感が生まれます。

外部のサポートを活用し、二人で休む時間を確保し、期限があることを共有することで、夫婦関係を守りながら夜泣きを乗り越えられます。夫婦喧嘩は確実に夜泣きに影響します。こどもは親の不和を敏感に察知し、その不安が夜泣きとして表れます。だからこそ、喧嘩を減らす努力が必要です。役割を明確に分担し、冷静に話し合い、お互いの限界を認め合いましょう。

夫婦喧嘩をしてしまったら、こどもの前で仲直りを見せ、安心感を取り戻すことが大切です。そして外部のサポートも活用しながら、夫婦関係を守ることを最優先にしてください。夜泣きは必ず終わります。この辛い時期を、二人で協力して乗り越えることで、夫婦の絆はさらに強くなります。

監修

代表理事
佐々木知香

略歴

2017年 本田右志理事長より右脳記憶教育講座を指南、「JUNKK認定マスター講師」取得
2018年 幼児教室アップルキッズをリビングサロンとして開講
2020年 佐々木進学教室Tokiwaみらい内へ移転、「佐々木進学教室幼児部」として再スタート
2025年 一般社団法人 日本右脳記憶教育協会(JUNKK)代表理事に就任
塾講師として中高生の学習指導に長年携わる中で、幼児期・小学校期の「学びの土台づくり」の重要性を痛感。
結婚を機に地方へ移住後、教育情報や環境の地域間格差を実感し、「地域に根差した実践の場をつくりたい」との想いから、幼児教室アップルキッズを開校。
発達障害や不登校の支援、放課後等デイサービスでの指導、子ども食堂での学習支援など、多様な子どもたちに寄り添う教育活動を展開中。